職人が語る、結婚指輪の良し悪しを見極めるポイント
結婚指輪は一生身につける大切なジュエリー。見た目だけでなく、品質や耐久性もしっかりチェックすることが重要です。
本記事では、ジュエリー職人が語る結婚指輪の良し悪しを見極めるポイントを詳しく解説します。購入前にチェックすべきポイントを押さえて、後悔のない指輪選びをしましょう。
1. 結婚指輪の品質を左右する要素
✅ 1-1. 素材の純度と特徴を確認する
結婚指輪の素材は、見た目だけでなく、耐久性やお手入れのしやすさにも影響します。
素材 | 特徴 | 耐久性 | 価格帯 |
---|---|---|---|
プラチナ(Pt900 / Pt950) | 変色しにくく、長持ちする | 高い | 高め |
K18ゴールド | カラーが豊富で華やか | 中〜高 | 中〜高 |
K14・K10ゴールド | K18よりリーズナブル | 中 | 中 |
チタン・ステンレス | 軽量&アレルギーフリー | 高い | 低〜中 |
💡 ポイント
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プラチナは変色しにくく、一生ものとしておすすめ。
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ゴールドはカラーバリエーションが豊富。
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チタンやステンレスは軽量でアレルギー対応だが、デザインが限られる。
✅ 1-2. リングの厚みと幅をチェック
指輪の厚みや幅は、着け心地や耐久性に関わります。
指輪の特徴 | メリット | デメリット |
薄め(1.5mm〜2.5mm) | 軽くて着け心地が良い | 変形しやすい |
標準(2.5mm〜3.5mm) | バランスが良く、長く使える | - |
太め(3.5mm以上) | 耐久性が高く、存在感がある | 指が太く見えることも |
💡 ポイント
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耐久性を考えるなら、厚みがしっかりあるものを選ぶ。
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細身のリングは優雅だが、強度が気になる場合は相談を。
2. 結婚指輪の仕上げ・加工のクオリティをチェック
✅ 2-1. 表面仕上げの違い
指輪の仕上げによって、印象や耐久性が変わります。
仕上げ | 特徴 | 傷の目立ちやすさ |
鏡面仕上げ | ピカピカに磨かれた高級感のある仕上がり | 目立ちやすい |
マット仕上げ(つや消し) | 落ち着いた雰囲気、傷が目立ちにくい | 目立ちにくい |
ハンマー仕上げ | 手作り感があり、ナチュラルな風合い | 目立ちにくい |
💡 ポイント
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日常的に使うなら、傷が目立ちにくい仕上げがおすすめ。
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華やかさを重視するなら、鏡面仕上げが◎。
✅ 2-2. つなぎ目(継ぎ目)がない「鍛造(たんぞう)リング」を選ぶ
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鍛造製法:金属を圧縮して作るため、変形しにくく耐久性が高い。
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鋳造製法:金属を溶かして型に流し込む方法で、デザインの自由度が高いが強度はやや劣る。
💡 ポイント
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耐久性を重視するなら鍛造リングを選ぶと◎。
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繊細なデザインを求めるなら鋳造リングも選択肢に。
3. 石の留め方(セッティング)にも注意!
ダイヤモンド入りの指輪を選ぶ場合、石の留め方も重要です。
✅ 爪留め(ダイヤが輝きやすいが、ひっかかりやすい) ✅ レール留め(滑らかな仕上がりで引っかかりが少ない) ✅ 伏せ込み(ベゼル)(ダイヤを金属で囲むため、外れにくい)
💡 ポイント
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日常的に使うなら、引っかかりにくい「レール留め」「伏せ込み」がおすすめ!
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ダイヤが取れにくいデザインを選ぶと、安心して長く使える。
4. 指輪の内側にもこだわる
✅ 内側の仕上げ(内甲丸)
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内甲丸(うちこうまる)加工がされていると、指に馴染みやすく快適。
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角張った指輪は長時間つけると違和感を感じることも。
✅ 刻印・シークレットストーン
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記念日やイニシャルの刻印を入れると特別感UP。
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指輪の内側に誕生石やダイヤを埋め込むのも人気。
💡 ポイント
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内側の仕上げがなめらかだと、長時間つけても違和感なし。
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オーダーメイドなら、刻印や誕生石をプラスするのも◎。
まとめ
✅ 素材選びが重要!プラチナやK18ゴールドが人気。 ✅ 厚み・幅は耐久性に直結。細すぎると変形しやすい。 ✅ 仕上げ(鏡面・マット・ハンマー)で印象が変わる。 ✅ 鍛造リングは強度が高く、長く愛用できる。 ✅ ダイヤ入りなら、爪留め・レール留め・伏せ込みをチェック。 ✅ 内側の仕上げや刻印もこだわると、より特別な指輪に。
職人の目線で品質を見極め、一生大切にできる結婚指輪を選びましょう!